SWAP設定
メモリーのSWAPの設定変更です。 Linuxはメモリを40%以上使うとSWAPでHDD/SSDの仮想メモリを使い始めるのですが、これはメモリが少ない時代の遺物です。 搭載メモリが2Gの場合、40%(0.8G)以上、残り1.2GなのにSWAPの処理が動くので処理が遅くなります。 そこで40%を10%と「しきい値」を変更して余分なSWAPが走らないようにします。 なお設定変更しても気が付くほどの改善は感じませんが、論理的には遅くならなくなります。

 ・まず、Swappinessのデフォルト値を確認するため、ターミナルから以下のコマンドを実行しましょう

 

   $ cat /proc/sys/vm/swappiness

 

   60  通常「60」がデフォルト値で、メモリを40%以上使用するとSWAPがかかる

      (1GB実装で400MBを超えてメモリを使うと、600MB残っているのにSWAP処理する)

 

 ・よりスワップ頻度の低い「10」に変更してみます

 

 ・設定値は、「/etc/sysctl.conf」ファイルに「vm.swappiness = 10」を追加する 

 

   $ sudo bash -c "echo 'vm.swappiness = 10' >> /etc/sysctl.conf" 

 

   $ (パスワード入力してエンターするが入力しても見えない)

 

 ・下のコマンドで「/etc/sysctl.conf」内容の一番下の行に「vm.swappiness = 10」が追加されていること 

 

   $ cat  /etc/sysctl.conf 

 

 ・リナックスを再起動すると設定が反映される